2016-10-27

父が喜寿を迎える

来月で77歳、喜寿を迎える父がいる。

父はピアノ調律師というちょっとめずらしい仕事をしており、

調律専門学校講師も長年勤めていた。

普段は優しく、頑固なところもあるが、私達姉妹を育ててもらって感謝している。

引退した今では、孫に囲まれ幸せそうでもある。

そんな父の趣味クルマ運転である

若いからスカイラインGTRだの、セリカだのを乗り回していて

喜んでいたのをよく覚えている。

父は元来、聴力はもちろん、目もよく、反射神経も人一倍よかったので、

自分絶対交通事故を起こさない」

という根拠のない自信を持っている。

これが災いを招きそうになっている。

ようは、年もとり、もうろくしているのに、

自分だけは「まだまだ若い者には負けない」と思っているのだ。

事実、今までクルマをぶつけるなんてことはなかったのに、

今乗っている、クルマには擦り傷もあり恥ずかしい。

死ぬ前に運転をやめて!」とお願いしても

「なんかあった時は、俺の死ぬ時だから心配いらねーよ」と言う。

家族は父のことだけを心配しているわけではなく、

赤の他人を巻き込まないか心配しているのだ。

もちろん、その話も何度も何度も繰り返しているが、

本人は運転免許を返すつもりはないようだ。

そんな矢先、先週末に父が車庫入れの時に、

バックしすぎて愛車のランドクルーザーバンパーを大きく破損してしまった。

その時家にいた母は、家が大きくゆれ、地震かと思ったそうだ。

さすがに懲りただろうと思って、

免許返そうね?」と言ったところ、

バンパーの破損ですんで良かったなー、人を引いていたらえらいことだった(笑)

相手にしてくれない。

どうやれば、免許の更新を止められるのだろう。

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