むかしむかし20代のころ、男女8人と一緒に汚いシェアハウスに住みにけり。
アラフォー女性いと美しゅうてゐたり。美貌を活かしてCAとして働きにけり。
やや経ちて、我々住民もその害を負いにけり。
・機嫌がいいときは、メーリングリスト(「消防点検がきます」とかの連絡掲示板的に使っていた)に
どうでもいいグルメ情報や日記的なメールを連投。スパムメール状態。
・機嫌が悪いと「私は上流の家庭で育ったので、あなたたちのような生活を見ていると悲しくなる」とか
「私の同級生は皆将来有望で前向きなので、退廃的なあなたたちと違って一緒にいて楽しい」とかいった
・リビングで恋愛や結婚について雑談をしていると、血相を変えて部屋に入ってきて雑談の輪に加わる。
・目には目を、歯には歯をの精神がある。
「物音が気になる」ということを伝えるためには「物音が気になる」と言葉で表すのではなくて
深夜の全員が寝静まった頃にリビングの家具を地面に繰り返し叩きつける。
・お金に困っていて生活保護も受けていたが、その一方でハイブランドの雑貨や衣服を次々と通販で購入。
シェアハウス住人いと寛大かつ小心者なれば、アラフォー女性のいろいろの行いを
じつと黙つて耐えにけり(構ったら負けとも思った)。