どういう状況でも命があればいいのか

2016-06-08

命さえあればなんとかなると多くの場面で言われるが、

そんなことはないと思う。命があってもどうにもならないことも多い。

まじめに生きていても損をして嫌なことばかりだから

子供は絶対に産みたくないと思っている私には、

「死」にメリットを大きく感じる。

子供が自殺したニュースを聞くととても悲しい。

子供なら、なんとか環境を変えてやればうまくいったんじゃないかと思う。

しかし「生きていても仕方ないから死のう」という気持ちもよく分かる。

自殺した人は本当に嫌になって死んだのだから、

それでいいのではないか。

命さえあればなんとかなったのに、と言うけど、

自殺した時点でなんとかなったんだから一番早い解決法だと思う。

むやみに悲しむものではなく、自殺をひとつの方法として認めてほしい。

また、「死んだほうがマシだった」という状況もよくあると思う。

何にでも命が助かってよかったというけれど、

行き続けることで途方もないつらさに耐えなければいけないことも多い。

強い人なら立ち向かえるけれど、精神の弱い私は想像しただけで

「死んだほうがいい」と思う。

身近な家族は特に「生きていてくれてよかった」という。

その言葉を向けられている本人はどう思っているかは関係ない。

「命さえあればなんとかなる」は、他人を失いたくないだけのエゴだ。