2016-04-29

スキルのないクソボランティアにもできること

東北震災から3年後に行って、3年間開けてなかった冷蔵庫の中身を掻き出す作業をしたよ。

開けた瞬間もう全部真っ黒で何が何だかからない状態

ジュースのパックはかろうじて文字が読めるくらいで、ふくらんでブヨブヨだった。

卵も真っ黒でブヨブヨ、魚も魚なのかわからいくらブヨブヨ。全部真っ黒でブヨブヨ

もう腐ってるを通り越してて臭いあんまり感じなかった。

ただひたすらブヨブヨを掻き出していた。

でも自分には土木工事電気工事経験はないから、役に立つ仕事があって嬉しかった。

大工やってた人は荷物運びも迅速だしロープ結びも完璧だし、どの現場でも一線を張ってた。

電気関係の人はエアコンや室外機の取り外しとか、プロじゃないとできないことをやってた。

農業やってる人は危ないチェーンソーなんかも軽々使ってた。

やっぱりボランティアってそういう本業を活かせる人たちが9割方の成果を生み出すんだと思う。

俺みたいな何のスキルもないクソボランティアは、その人達の手足になって残り1割の仕事をする。

ボランティアとして胸を張っていいのは前者の人たちだよ。

でもこういう人たちほど謙虚で、人の何倍も仕事をしてるのに何一つ文句も言わないし要求もしない。

クソボランティアの方が口だけで偉そうにしてるなんてあってはならない。

クソボランティア自分がクソであることを自覚して、働かせてもらえるだけでもありがたいと思うべき。

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