2016-03-13

書店ラノベコーナーが怖くて近寄れない

9割9分がいかにもオタク向けって様相美少女が表紙を飾っていて、タイトルは「俺の幼馴染がゾンビなのだがまあいからフェラチオしろや」みたいなどうにも臭ってくる長文ばかり。

で、試しにちょこっと立ち読んでみると、妙に上滑りした会話劇と必要最低限な描写しかしない地文。なんだこりゃ。

それなのに恐らくそれらは割と支持されてて。言っちゃえば俺の仕事なんかよりもよほど支持されてて。

「こんなんだったら俺でも書けらぁ!」と妙に強気な気分になると同時に、「え?同じ年齢でこの平積み?」とビビってしまうのだ。

要は、見下しつつも激しく嫉妬してしまうんだよな、ラノベ作者に。

なんつーの。「上手いことやりやがって!」みたいなさ。

じゃあお前も書いてみろやってツッコミセルフ済だ。実際挑戦してみたこともある。

でも、これが実に難しくてさ。

やっぱテキトーに書いてるわけじゃなくて、考えに考え抜いた末のあの表紙にあのタイトルにあの文章なのだな、と。

一年足らずで諦めましたわ、ラノベ作家への道は。

それでも嫉妬心だけはしっかりと残っているので、あのコーナーは未だに立ち寄れないでいる。

それどころか、カクヨムで話題!みたいな記事すら読めない。読んだら間違いなく胃が痛くなる。

そうだよ。俺はラノベを見下しながらも密かに挑戦し、あっさりと挫折した糞以下の存在として今後の人生をやり過ごすわけだよ。

バーカ。

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