久々にプレイして、改めて「なんとFXは恐ろしい魔物なんだ」と痛感した。
プレッシャーと先の見えなさに耐え切れなくなり、FXから足を洗い、それなりの職についてまあまあの人生を送っている。
足を洗ったとはいえ、仕事柄マーケットの動きは抑えているからだ。
これは・・・くる!
そう思って貯蓄の大半を慌てて証券会社にぶち込み、朝からトレードに励んだ。
結果は40万負けたあと、130万の儲け。
他のどんなギャンブルもこれほどの全能感を与えてはくれない。
なぜならばパチンコや競馬と違って、FXは自己決定権の余地が限りなく高い。
一瞬一瞬どこでもエントリーできるし、降りることも出来る。
プログラムで最初から勝つ台・負ける台が決まっているわけでもない。
そして破壊力も凄まじい。
パチンコで数万勝ち負けしたなどという話を聞くと、口では「すゴいッス!」など言っているが、腹の中では笑ってしまう。
証拠金の規模にもよるが、FXは1日で20万の変動などザラだからだ。
一瞬一瞬の自分の行動に全てが託されているがゆえの勝った時の全能感。
勝ち方も負け方も一般的なギャンブルとは比較にならないレベル。
なんとスリリング・なんと魅力的なんだろうか!
知らない方が幸せだったのか?
おそらくイエス。
俺にとってFXとは、知恵の実だった。
ギャンブル中毒という病気にかかってまで、アドレナリンを全快に出したいのだ。
これからも俺は時に勝ち、時に負けて、たまには断末魔コピペでも見て気を引き締めながら、死ぬまで市場に搾り取られていくのだろう。
あーあ。
仮にもFXで食ってた人間がたった一回の取引で「アドレナリン」とか言っちゃいかんでしょ アレ優位性のある手法確立したら無心で取引してトータルで勝つゲームやろ
ここぞという時に大ばくちをするのは、別に搾取でもなんでもないだろう。 むしろ個人投資家にのみ許された人生の醍醐味だ。