2015-10-24

「問十二、夜空の青を微分せよ。街の明りは無視してもよい」という短歌がある。

作者は当時、女子高生であった川北天華である

一見、夜空なのに青?微分ってどういうこと?と思ったが、

どうやら天文学的には夜空を微分することは常識で星が強調され、見えない星も見えるようになるらしい。

それを知ってから、僕はこの歌が好きになった。

なぜなら以下のような夢想をしたかである

この歌の主人公受験勉強中の高校生だ。

しかも、夜空を微分することの意味を知る程に

天文学に興味があるに違いない。

そして、問題形式であることから、この歌は誰かから誰かに投げかけられたものである

では誰に?

それは、友達以上恋人未満な男女では無かろうか。

受験勉強スランプに陥る男、志望する天文学の判定が良くなかったのだろう。

志望する学部が揺るぎ始める。

そして、それを心配する女。

どうにか立ち直って欲しい。でも直接言うのは照れくさいし恥ずかしい。

そこであるフォーマット化した問題文の形式メールを送ることで

照れ隠しをしたのでは、無かろうか。

「問十二、夜空の青を微分せよ。街の明りは無視してもよい」

毎日受験勉強お疲れ様です。たまには、息抜きに夜空でも見上げてみませんか?

模試の結果や周りの意見(街の明りのようなノイズ)が気になるかもしれませんが

自分の夢について、深く考え見つめて欲しいです。)

この歌には、そういった青春がこめられている気がする。

ところで「夜空、青い」といえば

「夜なのに 僕が見るのは あおいそら」を思い出す。

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