彼とは付き合っていないけれど、セックスしなきゃ良かったなんて1mmも思っていない
あの狭い布団の上で24時間、確かに私たちはたった二人きりだった
外が暗くなろうが明るくなろうが遮光カーテンは何物も通さなかった
彼の伸びかけの髭も綺麗な頬も高い眉骨も香水とボディソープのにおいも、全部全部私の物だと思った
だっていくらそれに触れてもキスしても誰にも咎められなかったんだもん
このまま彼を齧って食べてしまって、その後私も死んじゃおうかなんて考えた
ただ、彼が無条件に優しい言葉をかけ、ふやけた顔で私を見つめ、
彼の隣には私がいなきゃダメなんだと思わされていたのは、隣に寝ていたあの24時間だけだった
その後ご飯を食べに行くと、彼はいつものように、私には一瞬たりとも触れていませんという涼しい顔で、私との距離を保っていた
一回寝ただけで恋人面するのは女の最大の悪癖だとよく聞くので、セックスし終わった後や隣を歩く時、なるべく他人の顔をして過ごした
相手によってはセックスってこんなに気持ち良い物なんだと知れた
それに彼が意外とノーマルで優しいセックスするし早漏気味だってことも分かった
あと、行為中の彼の顔がとんでもなく崩れてて驚いた
なんてポエミーな事を綴りましたが、3年ぶりのセックスでも全然いたくなくて、何より身体の相性バッチリで、今すぐにでももう3回くらいしたいなってことが言いたかっただけでした。
お前はきちっと落ちて来い!私のとこまで落ちて来い!
お前はきちっと落ちて来い!お城の周りをぐるぐる回ってこーい!