エンブレム最終版自体には特に問題はないわけで、あるとすれば、作者が五輪のエンブレム作者としてふさわしくない、ということだろう。
確かに、パクリ疑惑が多数ある。ほとんどは言いがかりと言って良いが、少なからぬ数、言い訳できないものがある。
それをもって、ふさわしくない「人物」と判断するのであれば、仕方ない、とは言える。
個人的には、一連のパクリがそこまで悪質なものなのかを判断できるほど業界のことがわからないので、判断は保留している。
・エンブレムが嫌い
・佐野氏が嫌い
が区別されず混ざっているように思われる。
そのうち、「嫌い」というのは中止の根拠としては不十分すぎるので上の3つは考えなくて良い。
陰謀論も状況証拠だけでまったく根拠がないので、中止の理由にはならない。どうしても許せないというなら証拠を出すべき。
エンブレム最終版も似ているだけでパクリとまでは断言できない。法的には係争中ではあるが…まあ。
となると、他の作品がパクリ、ということだけが中止の理由たり得る。
はたして、それが中止の理由として十分か、ということが残された検討事項。
で、上記につながる。
個人的、心情的にはパクリ自体には寛容でありたい。言ってたらキリがない。同じ部分より新規性に着目したい。
ただ、ルールは守るべき。法的に。
正直、このすったもんだは騒ぎすぎだとは思う。
しかし、過渡期としては仕方がないのかもしれない。
インターネットによる社会の変化でメリットもあればデメリットもある。今回は悪いところが出た気がしてしまう。
こんなことを続けていたら何も決まらなくなるので、みんなそのうち落ち着くのだろう。
それまでに払わざるをえない代償と考えよう。
きっとそのあとには、集合知がうまく上昇スパイラルを描く素晴らしい社会が待っている気がしてならない。
Everything's gonna be alright.
内部資料だから無断使用でもセーフとか言ってた展開案の画像、 7月の段階で普通に美術系ニュースサイトで公表されてたじゃん もう駄目でしょ、こんなの