サンリオのキャラクター、シナモンに最近ハマっているのでレンタルビデオ店で『シナモン the Movie』を借りてきた。
この映画、中々ヒドイ。
まずキャラデザ。
表現の幅を広げるためか、シナモンたちは普段より目と口がデカくなっている。これに関しては、あのキティちゃんだってアニメでは口があったりするから仕方ないのかもしれない。それと映画オリジナルキャラのチャウダーが亀頭のようなシルエットをしている。もうちょっとシナモンフレンズと一緒にいても違和感のないデザインにしてほしかった。
次にストーリー。
サンリオキャラから想像するほんわか癒しワールドは冒頭数分で終わり。そのあとはおどろおどろしい異世界でシナモンたちが恐ろしい目に合う場面が続く。ホットコーヒーをかけられそうになったり、巨大オーブンで黒焦げになりかけたり、飛んでくるフォークに刺されそうになるシナモンたち。子どもだったら観てられないんじゃないかと思うくらい強烈なシーンの連続には、新たな性癖に目覚めそうなほどの衝撃を受けた。しかしシナモンたちが苦しむシーンは多いのに、その悪の根源を打ち破る方法がイマイチなので、カタルシスを感じることはできない。
加えて、シナモンフレンズ全員に見せ場がほしかった。モカはひたすらチャウダーに詰め寄っていた印象しかないので、正直私の中でイメージダウンだ。
一緒に借りた『ぜ~んぶ!シナモン』という着ぐるみ劇は面白かった。
発言者によっては綺麗事に聞こえるようなメッセージも、サンリオキャラが言ってくれるときちんと心に響いてくる。
静止画だとビミョーな感じの着ぐるみも動いている姿を見るとちゃんと可愛い。
『シナモン the Movie』もこんな感じで作ってくれたらよかったのに。
http://anond.hatelabo.jp/20150408135418 「女性作家による男性主人公作品」は主人公がひどい目にあって嫌な気分になる作品が多い この法則にまたひとつ補強材料が出たのか。 あ、シナモン...