2014-09-27

書泉グランデの何が問題

いや世の中というのは広いもんで、書泉グランデに対する抗議が言論封殺に見えるというバカがいるらしい。

そんなバカにどれだけ言葉を尽くしても無駄ではあろうが、いちおう説明しておいてやる。

書泉グランデの最大の問題は、桜井の新刊を「オススメ」したこと。

オススメ」は書泉グランデ自身行為である

したがって、それが非難に値する行為であれば、その責任は自ら引き受けねばならない。

当然のことである

それでは、桜井の新刊を「オススメ」することは非難に値する行為か。

この点、在特会はその排外的活動社会的問題視されている集団であり、同会の活動家らの中には、朝鮮学校に対するデモに関し威力業務妨害などで有罪確定判決を受けた者もいる。

そして桜井は同会の会長であり、「オススメ」された新刊も、そのタイトルからして同会が犯罪行為等をも用いて広めようとした主張内容と密接な関連を有することは明らかである

とすれば、桜井の新刊を「オススメ」することは、その排外的活動社会的問題視されている在特会犯罪行為等をも用いて広めようとした主張内容の拡散を手助けすることにほかならず、十分非難に値する行為である、と俺は考える。

また、仮に「オススメ」が非難に値しないと考えたとしても、「抗議(=批判)」と「言論封殺」とは全くの別物である

言論封殺とは権力による言論の規制をいう。

公の場でなされた行為はすべて抗議の対象となり得るのであって、こうした抗議が言論封殺として許されないとすれば、およそ自由な言論は成り立たない。

もちろん、抗議に対する更なる抗議も許されている。

それが自由な言論というものだ。

なんにせよ、私人による抗議が言論封殺にあたる、などとする主張がまったく的外れであることは明らかである

以上のとおりであるから、「書泉グランデに対する抗議が言論封殺だ」というバカげた意見は、二重に誤っている。

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