2014-05-30

保険証を紛失したので、今朝、総務課に再発行手続きに行ってきたのだが、

「ご本人で大丈夫ですか?奥様やお子様ではないですよね」と求められた確認の言葉

今日一日中頭の中を離れず、地味な重たさがあった。

髪の毛の後退具合からスカルプDを使ってるけど、生年月日は二十代だから!と

意味もなく浮ついた若さへの慢心がガラリと崩されたのがわかった。

所帯を持つか、あるいは成熟した人間関係を一人は持っていて全くおかしくない年頃に自分は独り、幼い。

先日、愛妻家で暇があれば嫁の話を必ず突っ込む、うざいけど憎めないタイプ上長と一緒に帰る機会があって

近く迎える結婚記念日の話からつの間にか自分婚活話になった。

街コンオタコンテツコン、山コン、星コン……

最初は話半分に流していたのだけど、

途中あたりからバリエーションの多さに自分も興がのって

二人してスマホでググって情報を集め続けた。

……あの時ブクマしたWebサイトにまだアクセスしていない。

なんだかんだ言って、億劫で怖いからだ。

家にもう一人いれば、四季が来ることに「のんのんびより難民にならずにすむかもしれない。

天気が良い週末に、オフトゥンを出して紅茶を煮出しながらヨスガノソラOSTをかけたりして

Twitter詩人にならずにすむかもしれない。

平日深夜にプロジェクトルームに詰めて、帰ったら寝ることぐらいしかやることがないけど

ある意味気楽だよね、なんて話で干からびた者同士盛り上がることはないかもしれない。

そんな淡い希望はあるけど、でもそれ以上に怖い。

小説を書けないワナビーと同じなんだろうか。

疲れたなぁ。ほんと疲れた

変わりたいけど動けない今はくたびれるばかりだ。

二次元嫁が良いと中高男子校だった頃は本気で思って

二次元嫁で良いとほぼ男しかいなかった理学部だった頃は斜に構えていた。

二次元嫁は良い、とか二次元嫁も良いとか思える日は来るのか。

こめかみに映えた白髪が天頂を覆う頃、まだ自分は同じようなことを言ってるのか。

電車の車窓にうつる自分と今も目が合わせられない。

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