2013-11-20

大人っぽいといわないで

あなたって大人っぽいですよね」

よく言われますね。

でも私は大人っぽくなんかないですよ? むしろ子供ぽいんです。

小学生の頃から大人っぽいと言われてきましたが、いえいえあなた私の何をみてそれいってるの? って感じですもの

そりゃあ小学生和歌を好き好んで詠むような子って珍しいかもしれませんが、ポケモンだって好きだったですし、私の一面だけを見て決めつけるのはおかしいと思うんですよ。

だって、しっかりしたことをいうじゃないですか」

何を言ってるのです? そりゃあ誰だって他人の前では良い顔をするに決まっているではないですか。

だってそうですよ、あなた方のような他人の前では善人ヅラをして正論を言うんです。そんな当たり前のことができないのって高校生以下のガキくらいなものでしょうよ。

あなたと同い年くらいの子ってマナー敬語も使えないような人ばかりですよ」

それはそいつらが馬鹿なだけでしょう。

できない奴をみてできる奴がすごいというのは愚かですよ。私だってできないほうの人間ですし。

私はもしかしたら大人っぽいのかもしれません。

ですが、大人っぽくて得をしたことも一度もないんですよ? 小中学生の頃はクラスの子と溶け込めなくて辛い思いをしましたし、

子供特有の残虐性に遭遇するたびに、まるで自分が傷つけられたかのように傷つき、いつも泣いていました。

空想の中にしか逃げ場はなく、いつも孤独でした。

大人っぽいと言われるたびに「お前は適応力のない人間だ」と言われているような気になるんです。

年相応の子供らしくないということは周りに馴染めないということと同義でしょう、私は周りと馴染みたいのに。

あなた方はそんな私の感情なんて考えたこともないんでしょう。私があなた方を咎める理由は何一つありませんし、別に良いのですけど。時々私も悲しくなるんです。

私は子供っぽいのです。

そんな出来た人間じゃありません、私は脆くて未完成で、どうしようもない人間しかない。

私は何も知らないただの子供なんです。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん