■http://anond.hatelabo.jp/20110829182949

今の若い世代（３０代まで含む）はルール（法律）を絶対的正義として認識してる。

それが、「ルールに従ってれば善、ルールに従わなければどんな事情があろうとも悪」という誤った現実認識を生んでる。

ネット上で沸き起こる「法律違反してる奴を見つける祭り」はそういうのがベースにあるからこそあれだけ何度も何度も起きる。

あとはヤクザがいい事をするドラマを批判してみたり。世の中を割り切れるもの、正しい答えを簡単に出せるものという思い込みが強すぎるんだよ。

もちろん、そこで上げられているようにこういう考え方は今に始まったことじゃない。戦後という時代からのものだろう。

だから日本全体が「ルールを守りさえすればいい」という考え方だという指摘は概ね正しいと思う。

ルールとスポーツについて象徴的なことを思い出したけど、キム・ヨナの戦略はまさしく日本人には出来ないやり方だった。現地のルールを変えることで自分が有利になるという発想。

あれを卑怯だと感じるのは「ルールは破ってはいけない、変えてはならない」という思い込みに囚われているから。

さっき戦後という時代から始まったと書いたけど、なぜルールを絶対視するかと言えば敗戦によって日本人の中にあった「天皇崇拝」を否定されてしまったから。

今までは天皇と言う心の支えがあったが、それがなくなってしまった。自分の中で絶対唯一不可侵であると思えるものがなくなった。だからカネ（＝経済至上主義、物質的価値観）に飛びついた。

その結果、経済を支える法律が日本人にとっての神になった。まぁここまでいくと言いすぎかもしれんけど

Permalink | 記事への反応(2) | 19:56

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