このたとえ話、変なんだよな。
料理で例えるなら、知る必要があるのは、材料構成と工程、それに概念(肉じゃがとシチューとカレーを分ける要素は何?みたいな)。
問題が解けないってのは、いきなり何の予備知識もなく、ボルシチ作ってくれって言われるようなもんなんだよ。
机の上に、テーブルビートとタマネギ、ニンジン、キャベツ、牛肉がそろってて、調理する人は選択で悩まない。
調理法も最後まで指示されていて、準備された材料で指示通りに作れば、典型的なボルシチが作れるようになってる。
学校では使い方も教える。
一から丁寧に素材別の調理法、効率的な調理順、隠し味まで教えるはず。
当然生徒は、それをそのまま自分で作ってみるだろう。その場では美味しくできるのではないかな。
これが次に生かせない場合、いくつかの段階が考えられる。
1.材料を覚えていない
2.工程を覚えていない
勉強ができないと思ってる奴は、圧倒的に「1や2の欠如」で、そりゃできないだろうとしか言えない。
勉強ができるつもりで応用が利かない奴は、材料や工程をボルシチ専用に覚えてしまうタイプや、概念で認識できないタイプ。
これはジャガイモの扱い方という認識ではなく、ボルシチ料理専用の一工程として覚えるために、カレーやコロッケのときジャガイモを扱えないとか、
ボルシチという料理の概念を覚えないために、典型的なボルシチしか料理できない。
ジャガイモの扱い方は、あくまでジャガイモの扱い方であって、ボルシチ専用の一工程ではない。
出来る奴は、それらの要素が集まったものがボルシチの料理法であると認識できるし、「テーブルビートとタマネギ、ニンジン、キャベツ」のほかは鳥や魚でも良いと認識できる。
(とある予備校で) 授業をするにあたって、 絶対意識してほしいことがあります。 皮剥き器を買って、使い方を身につけろ! どういうことかというと、 「授業ではわかるんだけ...
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生徒のレベルが高い教室では、 そっちのほうがいいと思います!