2011-04-13

4人家族、両親と子供2人。子供の頃父親が家にいた記憶はない。

から仕事、事業をやっていたせいか夜は付き合いとかなんとかで、父親が帰宅するのは俺たちが寝てからだった。

たまに家にいることもあったが、子供との付き合い方がわからないのか、すぐに怒ってはどこかへ消えた。

子供の頃、たまに友人の家に行くと家族全員で話をしたり食事をしているのに驚いたものだ。

父親が落ち着き始めたのは40代も半ばを過ぎてから。ちょうど色んな付き合いが減ってきてからだったと思う。

少しずつ丸くなってきたのか、最近では俺たちと食事をしたりすることも増えてきた。

 

だが、全ては手遅れだ。

俺や妹にとって、父親の存在意義は既に金を稼いでくることでしかなくなってしまった。

原因はおそらく、子供の頃の父親がことあるごとに「金は出しているんだから後は知らん」という態度をとり続けていたこと、

気に入らないことがあれば手をあげて解決してきたこと、何よりも家にいなかったこと。このあたりだろう。

結局、家族という共同体における父親の機能がわからないのだ。

最低な話だが、友人の結婚式で男泣きをする新郎新婦の父親を見ても、自己満足はないかと疑ってしまう。

 

一度、「あんたにとっての家族ってのは金さえ出してりゃ維持できるもんなんだろ」と言ってしまって殴り合いの喧嘩になった。

その時に父親の本音に気付いたような気がしたが、それだけ。いまだにあの人と上手くやれる気はしない。

あの人にとっての理想家族像ってのはたぶんあるんだろう。

それはあの人が生まれ育った家庭なのかも知れないし、違うかもしれない。

だが、それを築くには何もかもが遅すぎた。俺も妹ももう大人で、それぞれが成熟してしまった。

 

おそらく、対話が必要なんだろうが、それをする気にもなれず。現在に至る。

この間、妹と話してみたら、父親に関して俺が感じていたことと同じことを言っていた。

まああいつは母親を見て育っているし、それなりにやっていくだろう。

だが俺には家庭は築けないだろうなと、なんとなく思う。

  • http://anond.hatelabo.jp/20110413225346 居心地よく過ごせるように、寝ころがれる場所を用意した。子どもに父親を尊敬するように誘導した。楽しい話をするよう心がけた。美味しい物を作るよう...

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