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中高生くらいのとき読んだ「赤川次郎の作文術」岩波ブックレット
今検索しても出てこないので題名覚え違いかもしれんが
短編だか中編だかに作者のコメンタリーがついていて、
頭から書いていき、中盤くらいまでは犯人やトリック決めず、誰が犯人になってもいいように怪しげな行動描写をしておく。終盤で「このへんで犯人絞る」みたいなコメンタリがついてて、衝撃だった。
作品だけ読むと、結果的に犯人やトリックは首尾一貫してるように見え、犯人から除外された容疑者の行動は迷彩に見える。そういう読み方しかできなくなってしまう。
いや赤川次郎は推理小説じゃなく青春小説だ、キャラ小説だ、みたいなツッコミもあるかもしれないが、
こういう例もあるということで一つ。
Permalink | 記事への反応(0) | 21:22
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