2024-08-15

anond:20240815141858

シチリア王のファラリスは、彫刻家ペラリウスにアポロ神への奉納品として、精巧な雄牛をつくらせた。

すると、ペラリウスは拷問装置の付いた牛を製作し、

「王が誰かを処刑したいなら、この装置の中へ罪人を閉じ込め、雄牛の鼻の穴に笛を固定させて、

から火であぶりなさい。犠牲者叫び声やうなり声を上げるが、彼の声は笛によって柔らかいメロデイのような唸り声になるので、人びとは美しい葬送曲と思うでしょう」

と述べた。

これを見た王は「非人間的な発明品」に対して嫌悪感を抱き、ペラリウス自身を「吼える雄牛」の拷問具によって処刑したという。

この一件により、ファラリス暴君とみなされるようになった。

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