シチリア王のファラリスは、彫刻家のペラリウスにアポロ神への奉納品として、精巧な雄牛をつくらせた。
すると、ペラリウスは拷問装置の付いた牛を製作し、
「王が誰かを処刑したいなら、この装置の中へ罪人を閉じ込め、雄牛の鼻の穴に笛を固定させて、
下から火であぶりなさい。犠牲者は叫び声やうなり声を上げるが、彼の声は笛によって柔らかいメロデイのような唸り声になるので、人びとは美しい葬送曲と思うでしょう」
と述べた。
これを見た王は「非人間的な発明品」に対して嫌悪感を抱き、ペラリウス自身を「吼える雄牛」の拷問具によって処刑したという。
この一件により、ファラリスは暴君とみなされるようになった。
Permalink | 記事への反応(1) | 14:22
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そりゃ暴君だわ(笑)