勾配のある狭い道をつなぐ、アスファルトが少しすり減って角張をなくしたザラザラの階段、
昇降する人々の硬い足裏のソールで、細かく削れてあぶれたアスファルトの小さな欠片がただ、蹴飛ばされるであろう運命にも決して疑問も持つこともなく、自分の行く末も特に案じず転がっている
特別誰かの目にも止まることもない
それが羨ましい
己の小さな脳みそで、限られた語彙の中で、
自分の気持ちを言葉にして表すのもままならないもどかしさ、みっともなさ
ただ一切の喜びや嬉しさの瞬間すら忘れてしまっている愚かな人間であることの無念さ
私が私であることが残念でならない
死ぬ勇気もない
生きる気力もない
あまりにも薄っぺらい自分の、日々の諦念にも辟易している
まともな息の吸い方がわからなくなる
明日が来るのが怖いなんて気持ちはないが
明日を生きる自分の姿を想像するのが耐え難い
また眠れずに朝
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