2023-11-14

夜勤明けの電話

携帯の画面に、親からの着信が二つ。いつもなら留守番電話メッセージが残っているはずだけど、今日は違う。何かあったのかなと思いながら、折り返す。

スマホが壊れちゃって。いつ戻れる?」母の声。ちょっとしたこと電話するなんて、普段じゃない。夜勤明けでぐったりしてるのに。

「いつかね」そう言おうとした時、「お姉ちゃんが、癌なの」と母。突然のことに、驚きよりも冷静さが先に来た。看護師としての経験のせいかな。

乳がん?手術は?ステージは?」私が聞くと、母は「詳しくは…」と話す。なんであの時、「お姉ちゃん大丈夫?」と聞かなかったんだろう。

「わかった、今から行くね」すぐに実家に向かうことに。30分もあれば着く。疲れを感じながらも車を走らせる。

実家に着くと、姉の車はない。「姉ちゃんは?」と聞くと、「仕事よ」と母。ステージについても、「はっきりしないの」という答え。

ただ、母の話を聞く。看護師としての知識を思い出しながら、どう接すればいいのか、何を言えばいいのか。涙をこらえて。

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