私の容姿はスポーンのクラウンに似ている。
あのバイオレーターのクラウンである。
昨日、深夜2時、近所の自販機で買った飲料水を袋に詰めてマンション玄関前に立っていた私を見て、
一人の女性の住人がギョッとした顔でこちらを眺めていた。
うちのマンションはオートロックである。
私はオートロックの内側の人間である。
つまり、正当な住人である。
にも関わらずである、嫌悪と侮蔑の形相でこちらに向かってくるのである。
私は慌ててドアを開け、マンションに入った。
エレベーターで一緒になるのもあれなので、非常階段を登った。
俺が非常階段で目的の階に着いたとき、そこにはエレベーターから降りた彼女がいた。
なんてことだ!同じ階の住人?だったのである!
俺は小声でひたすら「すみません、すみません…」と繰り返しながら、そそくさと自分の部屋へと戻っていった。
当然、バイオレーターになんかならなかった…。
Permalink | 記事への反応(0) | 09:13
ツイートシェア