労働力を買う行為は異常だ。
労働力を買ってその身体を利益の追求のために使用するのは異常だ。
労働力を買ってその人生を拘束するのは異常だ。
労働力を買って「いやだ」と言えない状況を作り出し、言いなりにさせるのは異常だ。
けれど普通の経営者がそれをしている。
経営者達はそれをすることが許されている。
経営者達には労働力を買って好きにする権利が保障されている。
犯罪者や異常者だけが労働力を買うのではなく、普通の経営者が労働力を買っている。
普通の経営者、普通でない経営者、すべての経営者が、労働力を買っていいとされている。
労働力を買って、利益の追求のために使用することが自分達に許されているのだと、経営者達は信じている。
そして普通の経営者が手軽に労働力の時間を使って利益を上げるために、労働者が供給され続けている。
それがこの社会だ。
Permalink | 記事への反応(0) | 20:26
ツイートシェア