「大レイプを実行したジャニーだが、一方で良いこともした」──公平な主張と思うかもしれないが、実はここには”危うさ”が潜んでいる。「良い」とされるジャニーの行いは、本当に良いものだったのか。
グルーミングの果てに犯される──ジャニー喜多川による少年たちへの性的暴行、いわゆる「ジャニーズレイプ」によって、1950年から2019年までに数百人以上が犠牲になった。この惨劇を引き起こしたジャニーズ事務所の創業者ジャニー喜多川は「悪の権化」とされ、ジャニーの所業は二度と繰り返してはいけない負の歴史として記憶されてきた。
しかしその一方で、とりわけネット上には「ジャニーズが男性アイドル文化を作り上げた」といった、ジャニーが行った「良いこと」を強調するような主張が氾濫している。
俺もな〜良い事して小中学生数百人はべらせたいよな〜