『ドラえもん』に登場する「ひみつ道具」の一つである「アンキパン」は、その表面に学習書などの紙面を押し付けることで内容が転写され、それを食べることで内容を暗記することができるという機能がある。
この"紙面を押し付ける"という人間の動作と道具の反応(転写された状態の表示)の振舞いとして、「アンキパン」は食パン(空白面)の形をしているのだろう。
食べ物の形式で提供される「ひみつ道具」として、他に「ほんやくコンニャク」があるが、これは単純な"翻訳"と"蒟蒻"をかけた駄洒落としてだけあればよく、「アンキパン」相当のデザインの振舞いは求められていない。
さて、ここで「ほんやくコンニャク」が駄洒落であるなら、「アンキパン」も駄洒落ではないかと考えてみた。考えついたのは「暗記」と「アンパン」の組み合わせだ。
アンパンを本に押し付けたら本が餡で汚れてしまう。
おそらく「暗記ペン」をもじったダジャレなのでは?