私が契約社員で働き始めた現場で、同じ契約社員のお局がいた。私が新参者ということもあり、現場の雰囲気を掴もうと暗中模索の中、お局は契約社員のくせに容赦無く、私のことを見定めたようなことをバシバシ言ってくる。「それではうちの現場はやっていくことは難しいです」「わからないことは言ってほしいですが」みたいなことを一方的に言われた。私にも言い分があったので言い返したいところだが、私の契約が切られかねないので「ぐぬぬ」と我慢していた。
おそらく、そのお局は昔からいるので「私がいないと現場が続かない」あたりを理由に、アグラを書いても契約が続くとわかって好きなことを言っていたんだと思う。
それからしばらくして、この会社で組織体制の変更があり、そのお局の契約が解除された。私以外にも一緒に働きたいとは思われていなかった証拠だ。
そして、そのお局は昔からいる人なのに最後の挨拶がないままフェードアウトしていった。最後に捨て台詞を見たかったが、よっぽど悔しかったんだと思う。
これがちょっといい話です。
10年後に元増田の後輩がこの記事を掘り起こすのがオチ