昔モンティ・パイソンが「モンティ・パイソン・アンド・ナウ(And Now for Something Completely Different)」を試写にかけたときに観客は最初の50分は爆笑の連続で笑い続けたが、その後20分ほどほとんど笑わなくなって、その後また笑い始めた。
そこで彼らは観客が笑わなかった20分をちょん切って再び試写にかけたのだが、やっぱり観客は最初の50分は爆笑してその後ほとんど笑わなくなった。何度かネタの順番を入れ替えたり編集を変えたりしてみたが、やっぱり観客は最初の50分は笑ってくれるんだけどその後、静かになってしまう。
そこで彼らは「ギャグ」や「ネタ」で場が持つのは50分が限界で、50分以上笑わせ続けるためには必ず次に何が起きるんだろうかと予想させ、期待させるような仕組み(登場人物やストーリィ)が必要なんだということに気づいた。