言葉の影響っていうのは常に一定ではない。
たとえばまさに宗教ってのは、ほぼ間違いなく、幼少期に訊いた親の教えの通りになる。
親の言葉の通りの宗教を子供は持つ。
ところが20もすぎてからイスラム教徒の言葉を聞いたからって、キリスト教を捨てる奴は居ない。
マザーテレサは信頼できる人からの言葉、親からの愛情を念頭に喋ったに違いない。
知らなければ詐欺犯罪をしなかったやつ、というのはいるだろう。
でも知っても詐欺犯罪などしないやつもいる。そのほうが多い。
それは、言葉の影響力ってのは少なくて、少ない影響力でも効いちゃうやつがいるってことだ。
生まれ育った環境とかによって、その抵抗力の有無が分かれる。
このときに「言葉の影響力がある」というのは俺は間違っていると思う。
「言葉の影響力は無視できる程度に微細で、環境の方が大事」とか言うべきだ。
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