全くプレーンな状態では何も話せないので、他人との会話では自分の見方で何かを語る、というのは自然なことだと思う。
そう考えると、他人との会話は、自分の思い込みを振りほどくためではなく、自分の思い込みを言語化することで強めることになるのではないかと、最近気づいた。
そもそも、他人と何かを話すことで感銘を受けて、自分の考えを見直すなんてレアすぎることだろう。
だから、他人との会話は前者の作用、つまり、自分の思い込みを強める作用の方が大きいと感じる。
(SNSなど、ネットでの「会話」を考えてみれば、それがあながち間違いではないことはわかるだろう。)
だから、思い込みを捨てたかったら、逆に、自分との内的会話にひきこもることは有用なんじゃないかと思う。