2022-09-17

くるり岸田さんの文章、多くの人が反応するのがよく分かる、読み応えのある文だと思う。「ポップミュージック保守的」「新しさとは構造でなく視点」というのも音楽においては感覚的に理解できる。「良い」と感じられる音楽は、たとえ最新のものであってもどこかしらのルーツミュージック音楽史上の参照点がある。そのルーツへのアプローチの仕方、組み合わせ方が視点の違いとなるんだろう。

一方で、それを音楽以外にも普遍的適用できる話かというと違う気がする。岸田さんの指す「構造」は和声進行のことであり、楽譜にしたら古典と最新の音楽はそう変わらん、という話。これを絵に当てはめると、構造とはレイアウト・構図だろうか、それを含めたデッサンだろうか。基礎的なデッサン・構図の美しさは、古典絵画だろうと現代アートだろうと変わらない…変わるのは視点…。あっている気がしてきた。

ロックンロール

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