神経細胞を染色するための手法のひとつ。
細胞を顕微鏡で観察するためには分かりやすく染色する必要があるが、神経細胞は細すぎ、かつ密集しすぎていて染色が難しかった。
イタリアの科学者であるカミッロ・ゴルジは、硝酸銀を使って神経細胞を染める方法を発見した。
この手法を使うと、密集した神経細胞の中からランダムに、ごく少数の神経細胞だけが黒く染色され、他の神経細胞は無色のまま残るため、初めて神経細胞を明瞭に観察できるようになった。
その功績によりゴルジはノーベル生理学医学賞を受賞している。
しかし、なぜそんなふうに神経細胞がランダムに染まったり染まらなかったりするのかはわかっていないらしい。
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