自分が恋愛結婚しようと思った時は33歳くらいのときで、将来に対する漠然とした不安と、自分に対する根拠不明な自信が揺らいだときだったと思う。
漠然とした不安の正体は、睡眠不足からくる健康不安や、仕事で昇進ができなそう、仕事に生きるという選択肢が取れなそうという予感。
自身の消失は、そのうち自分のことを好いてくれる異性がまた現れるだろうという受け身の願望が、どうやら起きなそう、自分にはそんなに市場価値が無いのかもしれないという悟り。
孤独への耐性は人一倍強いと思っていたが、そんな状況と気持ちが重なって、こんなに心が弱ることがあるとすると、この後ずっとひとりで生きていくことは難しいだろう、という気持ちになった。