化粧水をつけるとお肌がガサガサにならず若々しくなるらしい。
だが俺はそういった知識を持ちながら、化粧水をつけることはなく、ストレスと日光に肌を晒して順調に細胞を傷めつけている。
普通に薬局で買えばいいし、何なら妻のをパクれば良いことも分かってはいるがどーしてもつけない。
理由は分かってるんだ、そもそもの習慣がない、自分が大変なものぐさである、肌年齢が上がったって貫禄が出てよいのでは?と思っている、化粧水って名前が良くない(化粧しないし)…
妻に勧められても子に言われても、風呂上がり後忘れてる。または気付いても、もう腰を下ろしているのでまあいいかということになる。
きっと定年を迎える頃になにかしら後悔することがあるのだろう。具体的にはなにかはわからないが。
ああ化粧水つけたいなあ。
何から何まで、「おっさん」という概念そのものなのかというくらいの見事なおっさんぶりだな。