宇髄天元の嫁三人がピンチになり、一人は宇髄によって救助されたが、あとの二人は堕姫の帯に取っ捕まったまま。そこへ伊之助が駆けつけて、嫁二人と善逸を助けようとするが帯が手強い。
そんな修羅場に、宇髄が颯爽と華々しくド派手に登場。
宇髄の嫁の一人が呆然状態でモノローグ。その内容を聴いてへぇってなった。
宇髄の嫁三人組は宇髄に依存しているところがあって、強い男万歳って感じだ。だが、かれらの故郷、忍の里では、女は男に力で劣るので生存権がない。命を捨てるのは最低限の努力だったという。
だが、宇髄は嫁三人達に生きろという。宇髄にとって最優先は嫁三人の命だと。死なないことを約束させる。
ゴリッゴリに家父長制的価値観に満ちている鬼滅ワールドの時代は大正。現代よりもずっと昔の話であり、男女の平等は遥か遠い話。生きる権利すらない女達が一人の強い男によって生きる権利を付与される。まだそんな段階の話なんだなあ。
強いといったって、宇髄は柱最弱という設定なのも興味深い。