クールジャパンとか「萌え興し」のダサさって、ちょうど渋谷区のパートナーシップ証明と同程度のアレなんだよね。如何にも「流行りだから手を出した」感満載というか。
しかし一方で、当事者側としてもそういうダサさに縋るしかないっていう現実が見えてる部分もあるわけで。「真のオタクはこんなもの賞賛しない!」という話ではないわなぁ。
ウザい上司や顧客にヘコヘコ頭下げて、友人や家族の薄らとした差別意識をヘラヘラ笑ってやり過ごして、みんなそうやって生きてるわけでしょ。マイノリティにばかり高潔な無頼者であることを求めるのこそいい加減ダサい。
まあ逆に、「賞賛しなきゃダメ!」ってこともないんだけどなぁ。そこで当事者が分断されるのが一番嫌だよ。
嫌な人もいれば、賞賛する人もいる。それで十分だと思う。