2021-09-16

「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」という標語

飲酒運転に関する「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」という有名な標語

一見正しいように見えるのですが、ひょっとしたらあまり良くない標語なのかもしれません。

具体的には「乗るなら飲むな」のみにした方が良いのかもしれません。

何故なら「運転する予定があるから飲まない」は「素面自分」がする判断ですが、「飲んじゃったから乗らないでおこう(代行で帰ろう/休んで酔いが醒めてから帰ろう)」は「飲んだ自分」がする判断からです。

素面で正しい判断ができても飲んで酔った状態で正しい判断が出来る保証はありません。

「そのぐらい判断付くわ!」と思うかもしれませんが、では一度でも「飲みすぎて具合悪くなった経験」があるか思い出してみて下さい。

飲む前から「よーし、具合悪くなるまで飲むぞー!」と思って飲む人は少ないわけで、では何故具合が悪くなるまで飲んでしまったのかと言うと、「これ以上飲むと具合が悪くなる」という状況で「それでも飲む」という判断をしたのは「だいぶ酔っている自分」だからです。

ちなみに「これ以上飲むとだいぶ酔った状態になる」という状況で「それでも飲む」という判断したのは「ちょっと酔っている自分」です。

まり飲んだ状態での判断なんて適切にできない可能性が高いわけで、「飲んだら乗るな」は人によってではなく機械的判断担保するしかないんだろうな、と。

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