仮にこの戦略をとらない場合の議席が、50%の均等で与野党が得ていたとする。この野党の50%のうち、20、10、10、5、5とする。
そして「とりあえず政権交代で与党以外に投票」戦略が成功して、40%が与党で60%が野党の議席になったとする。この増えた10%を均等に分配したら22、12、12、7、7になる。仮に元割合で振り分けたら、24、12、12、6、6だ。
さてここで後者の分配の元割合になったとする。しかし議席で野党の第1党と第2党のどちらかが協力しても、野党36%<与党40%と議席の率で結局は与党に負けている。与党の勢力はかなり削れるけれど、政権交代できない。
もし政権交代を目標にするなら「与党以外」では無くて、具体的にどこかの勢力に指示する戦略にしないと無理というか、目標と戦略の選択がずれてないか? という感じがする。