義務教育時代からの付き合いでは最後まで残った付き合いが、多分先ほど終了したと思われる。
高校より先はそれぞれの場所でそれぞれの進みたい方向に学んで行って、それぞれの仕事を持つようになった頃から考え方の対立が出て自然と疎遠になっていった。
そして、本日。疎遠にしてた間に向こうに何があったかは存じないが、とあるカルトにのめり込んでた。
久々の電話と思ったが、聞くに耐えなかった。とりあえず一通り喋りたそうなことを喋らせた後に、
「君が信じたいならそれは思想信条なり信教の自由として認めるけど、それは同時に私が信じない自由も保障されるべき話だ」
と言ったら電話を切られた。
そうか。君からしたら僕はもうただのカモだったのか。