考えるまでもないことだと思っていた。
事実として、毎年クリスマスになると多くの子供たちのもとにプレゼントが届いているのだから、その時点でサンタが存在していないことのほうこそ非合理的。
気温も風も目には見えない。でもそれらがもたらす温度や風圧を肌で感じることで、実在を認識できる。
つまり、毎年クリスマスに多くの子供たちのもとにプレゼントが届いているという事実こそが、サンタが存在することを明らかに示している。
そもそも誰に命令されるでもなく、どうしてクリスマスになると子供たちにプレゼントを送るのか。
それは、サンタの存在に関係なく、クリスマスという日に贈り物によって子供たちの喜ぶ顔が見たいという気持ちがあるからだ。
その気持が具現化されたものがサンタであり、つまり、クリスマスに子供たちにプレゼントをしたいという気持ちが沸き起こった瞬間に、同時にサンタも存在しているといえるのだ。
たまたま来ない家もある。かといってそれが全てのサンタの存在を否定できるわけではない。
そろそろこの話に終止符を打ってもいいと思う。