結婚なり交際なり、深く自分を必要としてくれる人、自分が必要とする人が近くにいることは、ものすごく寂しさの改善になる。
だが、現時点でどうしようもない寂しさを抱えていて、寂しさを解消するために結婚を求めていると、結婚が遠のく。
自分の寂しさを解消できず、ヨシヨシしてもらおうというある種自分勝手な、求めるばかりの人というのは当然魅力は相手に伝わらない。
相手の寂しさも解消してくれるというスタンスでいても、自分が寂しいと感じている時点で相手に求めるものが多くなってしまう。
結局、自分の気持ちを自分でどうにかできる人ではないと結婚はできない。
じゃあ今結婚している人たちは、寂しさを感じたことがないのかといわれるとそうでもないかもしれない。
中年のどうしようもない寂寥感ではないにしろ、若いころの自分のことを知ってほしいという渇望はそれなりに大きいものなのだが、相手も若く相手から渇望されることにそれほど抵抗がないのだろう。
結局若気の至りというか、若い時の情熱がなければ結婚の波に乗れないのかもしれない。