原文は"that government of the people, by the people, for the people"。
「人民による」と「人民のための」はそれぞれ主体者と目的に区別できるが、問題は「人民の」の部分だ。
「人民の政治」を民衆が管理・維持する政治と解釈するなら、それは「人民による」の意味する部分と重複してしまう。
一方、これを、民衆を守るための政治、と解釈するなら、今度は「人民のための」と重なってしまう。
これは、単に言い回しというか、レトリックとしての表現であって大した意味はないのか。
あるいは、「government of the people」の「of」に汲み取れてない意味があるんだろうか。
さっき十数年ぶりに思い出し、また、尻が据わらない気分になっている。
たとえばGovernment of Japanは日本政府だけど Government by JapanもしくはGovernment for Japanでもよくねって思う?
byだと満州国みたいなのを想像するし forだと日本を解放して中華人民共和国日本省にするための統治機関みたいなのを想像する しらんけど
つまりbyとかforで繋げると 「Japan」「the People」といった外部の主体とgovernmentとの関係を説明する雰囲気になるのに対して 「government of the people」はこれ全体で一つの概念を表す一続きの言...