結局サウナというのは、極端に熱いサウナ室と、極端に冷たい水風呂を繰り返すことによって、皮膚感覚を麻痺させるということにその真髄はあるのである。
いわゆる最近よく言われる整った状態というのがまさにこれで、皮膚感覚を麻痺させることにより、体の境界が曖昧だが自分の意識の境界がくっきりと見えてくるその状態。
日常、なんとなく冷房のスイッチを入れる、肌寒いから毛布を体にかける。意識登るまでもない刺激と、意識に上るほどでもない自分の反応。
人間はいかに、皮膚からの刺激に無意識に左右されているか、ということである。
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