SARSと新型コロナウイルスの違いについて、「SARSは感染すると短期間で重症化する傾向にあり、感染者の60~70%は、スーパー・スプレッダーから感染した。感染経路ははっきりしており、スーパー・スプレッダーと接触した人を隔離すればよかった。武漢の肺炎は潜伏期間が1週間ほどあり、軽症患者も多いため、感染者を発見するのも難しい」と管氏。
「感染拡大のタイミングは既に逸している。武漢市の多くの若者がすでに帰省や旅行で武漢を離れており、多くの潜伏期にある感染者とともにウイルスが全国に移動している。25、26日ごろに発症者がさらに増えるだろう」と述べ、「保守的に見積もっても、今回の感染規模はSARSの10倍以上になる。これまでどんな感染症でも、食い止める方法があると思ってきたが、今回は無理だ。恐ろしい」と悲観的な見通しを示した。