半額のかますのひらき
夕方の西友の投げ売りで安かったので買いました 2枚で429円
錐形の顔が怖くて歯がぎざぎざで指にささる痛い魚であるがとてもうまい
水気をきって塩を振って魚焼きグリルで焼いて夕食にした 横着してまとめて2枚焼くと真ん中がなかなか焼けないが焼いてる間じゅういい匂いがする
身がやわらかく皮目が焼き網にくっついて難儀したし身はごく少ないがそれでもたまに食べたいおいしい白身魚で
おいしいのだが焼いたのち時間が経つとあのいい匂いはどこへいったのか、という生臭い匂いになってそれで台所じゅうが満ちてしまう
匂うのだが魚焼きグリルを洗うのがどうしても面倒で魚を焼いたことそのものに目をつぶってそのまま置いてしばらく忘れていてふとみると
灯りの消えたほの暗い台所のすみっこに猫はこっそり歩いていって、そっと背伸びをしてこっそりグリルをなめていた
ふだん人間の食べものには特段おもしろいところがない、という顔をしてすましてかりかりを食べている猫なのに
人間には強烈だが猫の鼻にはよほどいい匂いなのかとも思ってまたくすっとしたが気がつかないふりをして
何事もなかったようにゆっくり歩いて明るい方に戻ってきた猫が目の前でゆったり舌なめずりをするのを眺めて
タイトル見ただけでブクマカが好みそうな 「小市民的な幸福と猫」 っていう内容が想定できたわ
かずまさのひらきは美味い 美味すぎるが故に、かずまさが乱獲されている 法律では、かずまさは成人するまで狩ってはいけないことになっている しかし、現実はそうなっていない 成人...