2019-09-11

月命日

死んでから今日半年だ。

もう二度と会えないんだな,って癖のようにことあるごとに思い浮かべていたら,積もり積もってとても大きな負の感情になってしまった。

もう会えないどころか見られない,声を聴くなんてもってのほか

何もかもが好きだった。

その踊りも,歌声も,ビジュアルも。喋っても文章書いても面白くて大好きだった。

なぜ私だけ彼が死んだ世界でのうのうと生きているのか。なぜ一緒に死ねなかったのか。薄情だな,あんなに一緒に死にたがっていたのに。

彼のことが好きな私も,一緒に死ねたらどんなに幸せだっただろうか。

今はただ,もう二度とあの世界で一番好きな,幸せ時間が来ないことに絶望することしかできない。

懸命に生きても,真面目に生きても,この彼が死んだ世界なのは変わらない。

いつになったら朝起きたとき彼が死んだ世界絶望しなくなるのか。

楽になりたいくせに,なぜ私はまだ彼が死んだと泣いているのか。

本当に楽になりたいの?忘れる方が怖くない?死んだ世界に慣れる方が怖くない?

もう分からないけど,どうしたいのか分からないけど,でもまだ好きだ。

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