実家に帰省したら居間に「笑」と書かれた書が飾ってあった。
痴呆症の兆しを見せる祖母が、デイサービスに通い始めた際に書いてきたものらしい。
今まで私と家族からどれだけの笑顔を奪っていったのか、ニコニコしながら自分の書いた書を自慢する祖母は、もう理解することはないのだろうな。
そう思うと無性に悲しいし、やはり実家にはいられないという気持ちを新たにする。
祖母の呪いを受けたままにこの世を去った祖父よ、父よ。
不義理と知りつつも、私も彼女を呪わずにはいられないのです。
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