そもそも知性とはなんなのか?人間が漠然と考えている知性にたいして持っているイメージが、そもそも正しくないのじゃないだろうか。
いろいろはしょって、ぼくが考えたひとつの結論を書くと、世間一般で思われている知性というものの実体のかなりの部分は、個々の人間は持っていなくて、社会が持っているものであるということだ。とくに人間が高度な知性の証だと考えるものほど、実体は社会にあって、ひとりひとりの人間は持っていない。
http://b.hatena.ne.jp/entry/kawango.hatenablog.com/entry/2019/01/18/072502
これを見て「なるほど、社会の考え方を個人が真似てしまうと言いたいのか?」と読んでしまう人とはお友達になれそうにないな。「個人は、社会の計算支援を受けなければ、その肉体だけでは一個の人格に足る要素が揃わない」と言ってるんだよね、これ。ヒトの肉体は単体完結したフル機能クライアントではない、と。この部分だけ異常に精緻なので何か偉い人の受け売りなのかなと思うけど。