この前、はじめてデレマスのライブに行ったんですよね。で、とても楽しかったんです。
そこでふと思ったのが、この構図はなんなんだろう、ということでした。
ステージにいる声優さんはアイドルではなく、声をつけて、代わりに踊っているだけ。客席にいる人たちは、アイドルのファンではなく、プロデューサー。もちろんライブビューイングの人たちもプロデューサー。
声優さんも、アイドルになりきっているのではなく、”演じている”ことを前面に出している。
客席にいる人も、少なくとも建前としては担当アイドルの人気が出るように活動している。
架空の客という神的なものに捧げるために、存在しない概念としてのアイドルを演じ、捧げる。
ああ、僕は今、そういう儀式の場にいるんだなぁと思いながらライトを振っていました。
帰ってから、なぜこんな構図になるのかなぁと思ったんですが、たぶんこれはアイドルという概念がすでに存在してるから。アイドルの発表とCVの発表に長いと数年単位のズレがある。すると、アイドルと声優さんがよい感じに(色々と寄せられているとはいえ)別人格に見えて、こういった感じに見えるのかなぁと思いました。
おわり。
アイドルは偶像って意味だから正しい。