2018-10-20

ファンである前にノルマ

沢田研二騒動で一番モヤモヤするのは、彼がファンのことを「ファンである前にノルマ」と捉えていること。

そりゃどんなアーティストにとってもファンは数のノルマになりがちだけど、

ノルマである前にファン」という対応をしてくれるプロはたくさんいる。

 

「いやいや、イベンター側が嘘の数字を伝えていたのが悪いんじゃん」と庇う人もいるだろう。

ちゃん報道陣の前でファンに向けて謝罪しただろう」と窘める人もきっといる。

ではなぜ、中止を決めた時にすぐファンに向けて声明を出さず、とっとと自分だけ帰ったのか?

日経ってから報道陣の前で頭を下げたのも、思ったより騒ぎが大きくなったから仕方なく…という感が拭えない。

少なくとも当日時点では、彼にとって7000人は目標数を達成できなかった「ただの集団」に過ぎず、

置き去りにしても構わない対象だったのだ。

 

報道では「今回はファンに甘える形となった」と申し訳なさそうに語っていたが、

よくぞ心にもない良いフレーズを一晩で思い付きましたね、としか思えない。

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