うるさいババアがいる。
ババアは窓を思いっきり叩きつけるように閉める。ババアが窓を開け閉めする度に建造物が揺れる
ババアはドアも思いっきり叩きつけるように閉める。ババアがドアを閉めると波動みたいなのが俺の部屋にまで及ぶ
ババアは地響きが鳴るような足音を立てて蠢き周る。ババアは比較的やせ型の癖に最大限の負荷をかけて徘徊する
ババアは昼夜問わずクソデカい音量で喋り続ける。人が居ても居なくても勝手に喋り続ける壊れかけのRADIO。
何が辛いってババアが身内だという事である。昔は温厚だった母も痴呆により手が付けられない騒音兵器と化している。