2018-02-11

凄い自殺の話を聞いた

さっき表に出てたら、通りかかった近所の婆さんと立ち話になって。

ま、当たり障りのない話をしてたんだけど、その婆さんが「もう80だからいつ死んでもおかしくないね」みたいなことを言うので、「いや、いまは百歳ぐらいふつうですよ」なんて話したら。

「私の家は、代々長生きなんだよ。

 母親父親も90代後半まで生きたし、そのお祖母さんは百まで生きた。

 百歳になったとき、白い帷子を自分で縫って、きちんと枕元に畳んで、

 両手を合わせて床に入り、そのまま何も食べずに死んだ。

 武士の娘だったからね」

みたいなことを言った。

どっかの記事で、医療関係者高齢者自分から食を絶ってしまう話を書いていた。人工栄養で生かすかどうかみたいな話だったと思う。

そういう消極的自殺がいいこととは思わない。むかし、高齢者負担を減らすために姥捨てとか、あるいはこの話みたいに百歳を節目に死を選ぶとか、そういうことがあったってのも、えらい暗い話だと思う。

けれど、自分の中にも、自分の死期は自分で決めたいという気持ちは、どこかある。

なんか、衝撃的だった。

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